ホーチミンの交通事情
ホーチミンに行ってまず驚くのが暑い事以外に、バイクの交通量がモノスゴイコト・・・。
半端ない数のバイクがクラクションを鳴らしながら走っている。
スズキでもヤマハでも、ホンダでも、全てが通称「ホンダ」と言われるスクーターに乗る軍団は、特に朝と夕方はものすごい出動数である。
バイク=ホンダなのである。
この1枚の写真なのに、数えたら50台以上はバイクが写っていた・・・。
さすがの一言・・・。
街中は極端に信号が少ないため、最初は道路を横切るのも大変な思いをする事になるが、慣れると何とかなるもんである。
道路を渡る方法も参考に!
そんなホーチミンのバイクの光景を見て、ベトナムにどれ位の数のバイカーが生息しているのか気になったので調べてみた。
すると、驚くべき数だった・・・
なぜ、あんなにバイクが多いの?
バイクがどれ位多いかと言うと、ベトナム人世帯の約85%が保有している。
スゴッ!
日本のカラーテレビだねこりゃ。
もう、1家に1台と言えるレベル・・・バイクを持っていない家がナイネ・・・。
そして、台数もすごい、数にして約4500万台!
さすが、道路ゴチャゴチャ、クラクションなりまくりのホーチミン!
4500万台のバイクが走っていれば、そりゃ街中にもバイクが溢れるはず・・・。
バイクと言うよりスクーターだけど・・・。
日本と比較してもその多さが分かる。
日本の場合、50cc~大型車まで含めて約1100万台。
それでも、日本の4倍程度か?と思ってしまう。
それには理由があって、日本とベトナムではバイクの出動率が全然違う。
日本ではバイクの利用用途は普段の通勤通学もあれば、趣味の範囲まで広がるため、毎日バイクに乗るって人がどれだけいるだろう。
しかも通勤で毎朝バイクって人もそこまで多くない。
しかし、ベトナムの場合は、移動自体がバイクのため、日本の4倍の数も相まって街中バイクだらけになるのではないかと思う。
統計があっていればの話ダケド・・・
日本と違って駐輪場が整備されているのがイイね!
あれだけバイクが多いと事故は?
実際、Na5riはホーチミン滞在中に事故を見たことがない。
と、言う事で、現地に住む特派員に聞いてみた。
Na5ri:「このバイクの量、交通事故とかあるの?見たことないけど・・・」
現地特派員:「ある、よくある」
Na5ri:「あるんだ、あれだけ密集していると危ないね」
現地特派員:「でも、日本と違って、警察がきたり、騒ぎになることが少ない。」
Na5ri:「えっ??」
現地特派員:「ちょっとコケタ、ブツカッタ程度なら、そのまま走り去るからな~。」
現地特派員:「車も少々へこんでも良いみたいで・・・」
さすが、心広すぎだぜ、ホーチミンのミナサン!
細かい事を気にしていると生きていけない。
どんなに狭い道でも、バイクが通れる隙間があれば通る、これがホーチミン流!
ホーチミンに行くと毎回感じる事がある。
それは、日本ってやっぱセコセコしているなぁと。
例えば、ホーチミンでは2秒に1回はクラクションの音が聞こえるが、日本では殆ど聞かない。
そして、日本でクラクションが鳴るとちょっとムッとする・・・。
クラクションの使う意味が違うのもあるけど・・・。
そんな小さな事、気にしたらアカンね!
ホーチミンのヒトのように心を広く持とうと思うNa5riであった。
それでは良い旅を!
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